2024年4月の型式試験実施状況は、保通協とGLI Japanがまとめた結果によれば、パチンコ機の適合数は前月と同じ23件であり、適合率は3.1ポイント増の25.6%となりました。一方、パチスロ機の適合数は前月より3件増加し、13件となり、適合率は2.4ポイント増の11.7%でした。
機関別に見ると、保通協ではパチンコ機が前月より5件減少し、15件となりました。一方、パチスロ機は前月より1件増加して8件となりました。一方、GLI Japanでは、パチンコ機は前月より5件増加し、8件となりました。パチスロ機も前月より2件増加し、5件となりました。
不適合事例としては、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例や、遊技機の試験で「シミュレーション試験の結果、400回出玉率が規則で定める値を超えた。」や「シミュレーション試験の結果、17,500回出玉率が規則で定める値を超えた。」(パチスロ機)が挙げられました。また、設計書等の審査では、「制御領域の値をデータとして使用していることから、制御領域とデータ領域の区分がされていなかった。」や、「当該遊技機の役物連続作動装置は「役物連続作動装置以外の役物の作動を容易にするための特別の装置」に該当するため。」(パチスロ機)などが掲載されています。